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コラム
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ニコラ・フィアット コラムニコラ・フィアット コラム

「心を基点とした泡」

ブルースの突貫小僧と言えば、西端要選手でしょう。とくに、今シーズンは、絶好調を維持。「アイツ、小さいくせに、スゲエ~」という声が、スタジアムで観戦するラグビー少年たちから、毎試合のように挙がっています。西端選手が他と一線を画しているのは、その思い切りの良さと、絶妙な「角度」でしょうか。西端要が、その鋭い角度で、集団に突進すると、ボールは、生き物のように、敵の手を離れて、ブルースの元にやって来ます。その一連の動きは、本当に、シャンパンの泡のような勢い。西端選手が突入すると、必ず、停滞したところに泡が発生して、ブルースは、弾けるように動き始める……。西端要とは、そんな、魅力の尽きない選手です。

いまの西端要をつくったものは、何だったのだろうか、と思い、松山での試合前日、時間をとってもらって、本人に話を聞きました。すると、西端選手の原点は、「19歳のときの1カ月」にありました。「19歳のときの1カ月。ラグビーもせずに、悶々と過ごしたときがありました。そのとき、生まれて初めて、このままでは、自分がダメになる、と気づいたんです。それから、本気で、ラグビーに取り組むようになりました」と、西端選手。多かれ少なかれ、振り返ってみるときに、そういう一瞬というのは、誰もが経験するもの。それは、普段は気づかなかった、自分のなかの不純物が、はっきりと見えてくる瞬間です。簡単に言ってしまえば、人生の転機ということになるのかもしれません。心がヒリヒリと痛む、行き場所を失ったような経験でしょう。

しばらく前に、長崎で、滞在先ホテル近くの大浦天主堂まで散歩に出かけ、何年かぶりで、天主堂内のステンドグラスを眺めました。透明で純粋なガラスが好きな者としては、どこの国のどこの場所に行っても、ステンドグラスを眺めることにしています。透き通っていて美しいものを見ると、気持が落ち着いてくるのは、純粋なものと対峙するときに、自分の心の中の不純物がはっきりと見えてくるからではないかと思います。それに気づくことで、初めて、人は、本当の意味で、もう一度、やり直すことができるのではないでしょうか。

「オフ中に、母親が手術をしました。それなのに、寒いなか、応援に来てくれています。私自身が、すでに二児の父親ですが、自分の母が病気をしてから、両親に対しては、特別な思いを持つようになりました」と、西端選手は言いました。西端選手の突進を支えているものは、19歳のときの1カ月と、家族への強い愛情。そこから、ブルースの泡が、発生しているのだと思うと、そのカラクリは、不思議でなりません。

シャンパンの泡とは? シャンパーニュ地方の3つの規定栽培品種、シャルドネ種(白ブドウ)、ピノ・ノワール種(黒ブドウ)、ピノ・ムニエ種(黒ブドウ)から白ワインをつくり、そのワインを瓶に詰めて、糖分と酵母を加えます。酵母は糖分を分解して、炭酸ガスとアルコールに変えます。この瓶内に閉じ込められたままの自然な炭酸ガスがシャンパンの泡です。それは、まるで、母の愛に包まれて生まれた新しいエネルギーが、人の強さとなって、弾けるよう……。

パルメ・ドールの突貫小僧は、モングー村のシャルドネ。このシャルドネを使うことで、シャンパンにエキゾチックさが表現されます。個性的で強い味わいのため、ほんの少量を加えるだけで充分です。これが、キュベ(註:発酵漕の中のワイン)の隠し味。それこそが、醸造責任者のこだわりです。他の8つの村のグラン・クリュ(註:フランスワインの産地における畑の格付け。最高級のブドウを産出する)でとれたブドウに負けず劣らず、力強いアクセントを付ける要(かなめ)の味わいと言えるでしょう。

血の通った「心」を基点とする、シャンパンの泡のように活力溢れるラグビーを、シーズン終盤を迎えるブルースには、期待します。

宗像サニックス ブルース
チーム広報 野口眞弓

西端 要 にしばた かなめ

選手プロフィール
No.8
1977年4月6日(30歳)
172㎝/93㎏/B型/大阪府出身/近畿大学/九州代表(代表歴)
Words from Kaname
ラグビーを始めたのは、小学校4年のとき。母親がラグビーを好きだったから、堺ラグビースクールに入りました。始めたときから、ラグビーが大好きで、途中、高校の頃に、上下関係が嫌で辞めたくなったことはあったけれど、ラグビーに対する気持はずっと変わりませんでした。1年浪人してから、マークシートの試験を普通に受けて、近畿大の短大に合格。入学してからは、大学のほうのラグビー部に入部して、活動しました。
サニックスへは、先に決まっていた大庭照光(近畿大)を通じて、話をもらって、入りました。当時は、ルーベンとか、ジェミーとか、ニュージーランドの有名選手がいたのに、英語で、ワラビーズと書かれたTシャツを着て、テストに出かけてしまったのですが、なぜか受かってよかったです(笑)。
現在、息子・玄汰は5歳。娘・渚は6カ月になります。息子は、家で、ブルースの試合を見ていて、ブルースが負けると泣くらしいです。ラグビーは危険なスポーツだから、できれば、息子にはやらせたくない。でも、もう本人は興味を持っています。自分がラグビーをしているだけに、息子を思いとどまらせる言葉がうまく見つけられません。息子は、カレンダーに、ブルースの試合日程を書き込んで、応援してくれています。

二コラ・フィアット パルメ・ドール ミレジメ

二コラ・フィアットの知識と経験を総結集させた最も高貴なシャンパン。パルメ・ドールは、ぶどうの品質が最高と判断された年のみ、つくられます。深みのある柔らかなゴールドの色合い。グレープフルーツやオレンジの花のような柑橘系の香りとクッキーやバターのような甘くコクのある香りが溶け合っています。とても芳醇で、口当たりは、ベルベットのように滑らかでコクがあり、とろけるような味わいのなかに、優雅な繊細さを感じさせます。このキュベには、セラーマスターのこだわりのシャルドネが隠し味につかわれています。ボトルは創始者の二コラ・フィアットが恋焦がれたDIVA(歌姫)の愛用していたブラック・パールをイメージしたものです。大切な人を思うときに味わいたい逸品です。
750ml/16,800円(税込)