
トップリーグ第9節 [ 試合結果 ]
2009年12月6日(日)KICK OFF 14:00 熊本総合運動公園陸上競技場(KK WING)
福岡サニックス ブルース vs サントリー サンゴリアス 17:46 (前半12:20)
(試合メンバー)
1. 杉浦敬宏 2.永下安武 3.シン・ドンウォン 4.秋田太朗 5.ジェイク・パリンガタイ 6.ハレ・マキリ 7.菅藤 友 8.西端 要 9.天本俊輔 10.田代宙士 11.永留健吾 12.小野晃征 13.タファイ・イオアサ 14.濱里周作 15.古賀龍二 16.松園正隆 17.山際明信 18.大庭正裕 19.西浦啓三 20.藤原 旭 21.ケイリブ・ラルフ 22.アマシオ・ヴァレンス
(試合経過)
ブルースのキックオフで試合は始まった。ブルースは、序盤、再三、ゴール前まで攻め込まれるも、強固なディフェンスで得点を許さなかった。先に得点したのはブルース。18分、自陣10m付近で相手ボールを奪うと、CTBイオアサ→WTB永留とパスを繋ぎ、永留がDFの裏にキック。インゴールまで転がったボールを、チェイスしていたCTBイオアサが押さえ、先制のトライを決めた(7-0)。しかし、22分、サントリーにPGを決められると(7-3)、27分、31分、35分とトライを奪われ、逆転を許した(7-20)。差を縮めたいブルースは、38分、敵陣10m付近のラインアウトからこぼれたボールを、PR申が素早い反応からキャッチすると、PR杉浦にパスを繋いだ。そのまま杉浦が、約20mを走りきり、最後はタックルされながらも、インゴール右隅に飛び込んで、トライを決め、差を縮めた(12-20)。このまま、12-20で前半を終了。後半、先に得点したのはサントリー。7分にトライを奪われると(12-27)、15分にもトライをとられて、差を広げられた(12-34)。なんとかトライが欲しいブルースは、26分、敵陣ゴール前のラインアウトからモールを形成すると、途中からNo.8に入った菅藤がモールから抜け出し、相手DFを薙ぎ倒しながら、インゴールに飛び込みトライを決めた(17-34)。しかし、その後、サントリーに30分、39分と2本のトライを許し、17-46で試合は終了した。
あたかも、原因より先に結果が決められてしまっているような、"予定調和"の世界に生きている気分になることが時にはあります。決められた枠や殻の中だけに、安穏として生きていれば、誰もが"楽"であるため、逆に、その殻を破ろうとする者に吹く風は厳しく、その戦いには、勇気やエネルギーや忍耐が必要となります。ブルースがいま、格闘しているのも、ある意味で、その"予定調和"の殻を破ろうとしているからこそ。結果を残す戦いを決めた以上、向かい風が吹くのも、時には避けられないというのは、覚悟のうえでしょう。後半節を、東芝、サントリーという二大強豪との戦いでスタートしたブルース。競った試合をしながらも、最終的に勝ち点につながらなかったのは、大いに反省すべきところ。しかし、それでも、選手たちが、強豪を相手に力負けしなくなったという実感を得られたのは、これからの大切な4試合を考えるときに、"成果"と言えるでしょう。試合前日、熊本空港の到着ロビーには、たくさんのお土産を抱えた修学旅行帰りの元気な生徒たちや、遺骨の箱を首から下げて、疲れた表情を見せる紳士が混在していました。飛行機というのは、不思議なもので、一つの機内に、喜びや悲しみや、さまざまな思いを抱えた人々を同時に運びます。試合後、ロッカールームで、藤井雄一郎監督が、選手たちを見て、「みんな、明るいなぁ」と嬉しそうに、一言だけ呟きました。一つではない、さまざまな感情が入り混じっているはずの敗戦後のロッカールームで、チームの前向きな明るさだけは、失われていませんでした。その一体感が、今も、これからも、監督を、選手たちを、ブルースを支えます。
藤井雄一郎監督コメント
「気持が前に出ていた分、反則が出ました。ただ、これは、次までに修正できると思います。選手たちは、よく頑張ってくれました」
菅藤 友キャプテンコメント
「2週連続で同じような負け方をしてしまいました。攻めることはできていますが、勝負どころの時間帯での集中力が劣っていると感じました。2試合で1ポイントも取れなかったのですが、2試合で勉強したことを、残りの4試合にぶつけたいと思います」