
トップリーグ第6節 [ 試合結果 ]
2009年10月18日(日)KICK OFF 13:00 福岡・グローバルスタジアム
福岡サニックス ブルース vs 三洋電機ワイルドナイツ 11:50 (前半6:24)
(試合メンバー)
1. 杉浦敬宏 2.永下安武 3.シン・ドンウォン 4.秋田太朗 5.ジェイク・パリンガタイ 6.西端 要 7.西浦啓三 8.ディオン・ミュア 9.天本俊輔 10.田代宙士 11.永留健吾 12.小野晃征 13.タファイ・イオアサ 14.濱里周作 15.古賀龍二 16.松園正隆 17.山際明信 18.渡辺正善 19.大庭正裕 20.大庭照光 21.アマシオ・ヴァレンス 22.藤原 旭
(試合経過)
ブルースのキックオフで試合は始まった。先制したのは三洋電機。開始早々の2分、自陣22m付近のラックから右に展開されると、相手WTBにステップでDFをかわされ、トライを奪われた(0-7)。得点が欲しいブルースは、7分、SO田代がPGを決めると、16分にもPGを決め、差を縮めた(6-7)。しかし、24分、三洋電機にトライをとられると(6-14)、33分にもトライを奪われ、差を広げられた(6-21)。終了間際の39分にも三洋電機にPGを決められ、6-24で前半を終了。後半、先に得点したのは三洋電機。開始直後の2分に、トライをとられると(6-29)、直後の4分にもトライを奪われ、差を広げられた(6-36)。なんとかトライが欲しいブルースは、20分、敵陣ゴール前のラックから右に展開。CTB小野のキックパスを、WTB濱里(周)がキャッチすると、相手DFを引き付け、内側に走り込んできたFB古賀にパスを繋いだ。古賀がそのままインゴールに走り込み、トライを決めた(11-36)。しかし、その後、三洋電機に25分、34分と2本のトライを許し、11-50で試合は終了した。
記者会見場に入ると、司会者と2人ほどのカメラマンを除けば、中にいたのは所定の椅子に腰掛けた藤井雄一郎監督と杉浦敬宏ゲームキャプテンだけ。遠く岩手で試合が行われたときでさえも、一人は記者がいたと記憶。同日、博多で別の試合が行われていたとはいえ、取材記者が一人もいないほど、王者・三洋電機が勝つことが当たり前とされる、面白みのないカードだったのでしょうか。とくに、数字だけを見れば、単純に完敗と報じられるだろう試合で、最後まで果敢に攻めた、ブルースの姿を目撃した直後だっただけに、「取材記者=ゼロ」という事実が残念でした。
試合後、杉浦選手は、「監督には、次のホンダ戦のことは考えるなと言われて、今日の試合に臨みました。今週があって初めて、来週がある、と言われたんです」と話しました。監督の指示どおり、あくまでも今週に集中し、今日を生ききる姿勢を崩さなかったブルース。この姿勢は、たとえいますぐにではなくとも、残りシーズンのどこかで必ず生きてくるでしょう。
試合前日に藤井監督が、チームには、強い弱いとは別に、相性の良し悪しがあると話していたのを、試合からの帰り道に、ふと思い出しました。チームに相性の良し悪しがあるとすれば、土地というものにも、相性の良し悪しがあるような気がして、さまざま思い巡らしていると、次の試合が行われる鈴鹿では、縁あって数えきれないほど足を運びながら、嫌な経験は一つもなく、いい思い出しかないことに、私事ながら、気がつきました。相性とはじつに不思議なものだ、と……。そして、鈴鹿というところは、不思議な場所で、"譲ることを知らない強い魂"を愛し、その魂のためであれば、雲無き空にも、突然雨を降らせます。おそらく、その特別な場所で求められるのは、守りではなく、どこまでも攻める強い姿勢。トップリーグ前半戦最後の試合。ブルースは、10月24日13時から、鈴鹿スポーツガーデンで、ホンダヒートと戦います。
藤井雄一郎監督コメント
「日本一のチームにどのぐらいできるかと思って臨みましたが、分厚いディフェンスに阻まれました。ただ、果敢にチャレンジはできた。プラスの部分はありました。そこから、次の試合に臨んでいきます」
杉浦敬宏ゲームキャプテンコメント
「点数は開きましたが、前に出る意識は持てたと思います。ただ、相手の組織的なタックルが上回っていました。後半最後、ウチらしい繋ぎができましたが、それでも、まだまだ精度を上げていく必要があります」