福岡サニックスブルース

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強面の素顔と心/九電戦

トップリーグ第10節 [ 試合結果 ]
2008年12月21日(日)KICK OFF 14:00     福岡・レベルファイブスタジアム
福岡サニックス ブルース vs 九州電力キューデンヴォルテクス 3:36(前半 3:15)

(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.松園正隆 3.上田栄太 4.渡辺正善 5.ハレ・マキリ 6.菅藤 友 7.西浦啓三 8.タファイ・イオアサ 9.天本俊輔 10.小野晃征 11.永留健吾 12.松尾博文 13.ピラ・フィフィタ14.藤原 旭 15.濱里周作 16.加古川雅嗣 17.シン・ドンウォン18.大庭正裕 19.西端 要 20.菅剛21.ケイリブ・ラルフ 22.アマシオ・ヴァレンス

(試合経過)
 前半開始のキックオフはブルース。序盤は、お互い決定打を欠き、得点にはならない。先制したのはブルース。18分、SO小野がPGを決めた(3-0)。しかし、22分、DFの隙を突かれ、トライを許した(3-7)。また、34分、PR杉浦がシンビンで10分間の退場を命ぜられた。36分、FWが7人になった間に、自陣ゴール前のスクラムを押し込まれてトライを奪われた(3-12)。40分にPGを決められたところで、前半終了(3-15)。後半に入り、8分にインターセプトからトライ、19分にもBKの攻撃でトライを決められた(3-29)。30分にもふたたびトライを奪われた(3-36)。ブルースは、攻撃を仕掛けたが、もう少しのところで途切れてしまう。追加点を奪えないまま、試合は終了した。


チーム広報コラム(68)
「強面の素顔と心」

 今日の試合で、ブルースがとったのは、PGの3点のみ。ノートライ。その事実だけ並べれば、今日の試合が完敗だったことを認めなければならないでしょう。
 試合終了後、強面のピラ・フィフィタ選手に、前から知りたかったことを聞いてみました。それは、ピラが、ホームレスの人たちに、食べ物を買って、与えることがよくある、と耳にしたからです。すると、ピラは、「それは、僕にとっては当たり前のことをしているだけ。友だちを誘うこともあれば、一人で行うこともあります」と答えて、驚いたことに、突然、涙をポロポロ流しました。そして、「ごめんなさい。泣いたのは、お父さんのことを思い出したからです。困った人たちを助ける、というのは、僕の亡くなったお父さんがいつも、当たり前のようにしていたことでした。それを見て、子どもの頃から、僕は学びました。泣いたのは、悲しかったからではありません。そういうお父さんを持ったということがとても嬉しくて、涙が出たんです」と静かに続けました。今年、北京五輪で、日本中の人々に大きな感動を与えた、女子ソフトボール日本代表は、オリンピックの直前、専門家の指導のもと、メンタルトレーニングとして、選手全員が、「お世話になった人に、具体的に、感謝の気持を表す」という課題を与えられたと聞きました。そうすることで培われたものは、「自信」だった、と。ピラの涙を見ながら、そんなことも思い出しました。岐路に立つとき、立ち返る場所は "心"しかありません。今日の試合で、もし、ブルースが本来の力を発揮できなかったとすれば、それは、もしかしたら、本当に僅かな、心のズレが原因だったのではないでしょうか。外的要因で歯車が狂わされたとすれば、それは、自分たちの力で元に戻せばいい。そして、戻すためには、一人ひとりが今の状況を考えて、考えて、考え抜いて、苦しさや悔しさを、自分の心でしっかりと引き受けるしかないでしょう。
 今日の試合、最初から最後まで、大きな声援をおくってくださったサポーターの皆様。本当に、ありがとうございました。

藤井雄一郎監督コメント
「前半、不用意なペナルティを取られすぎました。古賀の欠場や、今日の試合で怪我人が出たこともあり、歯車が狂った部分もありました。これから、残り3戦に向けて、立て直していきます」

菅藤 友キャプテンコメント
「解釈の違いもありましたが、ペナルティが多かったです。積極的に、ワンプレイで繋げていこうとするとことが、ミスにもなりました。正月に、地元グローバルアリーナで勝てるように、頑張ります」

ブルースチーム広報
野口眞弓
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