福岡サニックスブルース

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聞こえないホーンに消された勝利/近鉄戦

トップリーグ第7節 [ 試合結果 ]
2008年11月30日(日)KICK OFF 12:00     長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場
福岡サニックス ブルース vs 近鉄ライナーズ 21:22(前半 10:6)

(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.永下安武 3.上田栄太 4.渡辺正善 5.ハレ・マキリ 6.菅藤 友 7.西浦啓三 8.タファイ・イオアサ 9.天本俊輔 10.小野晃征 11.永留健吾 12.濱里周作 13.ピラ・フィフィタ 14.菅 剛 15.古賀龍二 16.松園正隆 17.山際明信 18.伊達 肇 19.西端 要 20.藤原 旭 21.ケイリブ・ラルフ 22.アマシオ・ヴァレンス

(試合経過)
 相手のキックオフで試合開始。序盤から相手の攻撃を受けて、自陣からなかなか抜け出せなかった。10分、15分にPGを決められたが(0-3)、粘り強くディフェンスし、相手にゴールラインを割らせなかった。このあと、ブルースが攻撃をする時間が多くなった。27分にPGで点差を縮め(3-6)、ブルースはペースを掴んだ。前半、終了間際、自陣からボールを繋ぎ、ライン際をCTBフィフィタが走り、相手DFの背後にキックを落とすと、そのボールを追走したWTB永留が拾い、そのままトライを決めた(10-6)。そのまま、前半を折り返した。後半に入り、お互いPGで点数を挙げたあと(13-9)、10分、中央付近のラックから左に展開し、LOマキリがステップで相手をかわしてゲイン。ふたたびできたラックからPR上田にボールが渡ると、相手のタックルを受けながらも強引にトライを奪った(18-9)。22分にフィフィタがシンビンで、10分間、退場したが、堅固なDFでゴールラインを割らせなかった。しかし、36分、トライを奪われ(18-19)、逆点を許した。このあと、諦めずに攻めるブルースは、40分、FB古賀が40mのPGをきめ再逆点に成功した(21-19)。41分、相手にPGで逆点されて(21-22)、試合は終了した。


チーム広報コラム(65)
「聞こえないホーンに消された勝利」

 試合が終わると、後味の悪さがスタジアムを支配しました。敗戦、という結果を、認められない、おそらく永遠に記憶から消えない試合。今日の試合の後半、ラストワンプレイを知らせるホーンは、不思議なことに二度、鳴らされました。二度目のホーンがあった理由は、おそらく単純なことでしょう。後半40分を過ぎて鳴らされた一度目のホーンは、なぜか、観客席にいた人間にも、ピッチに立つブルースの選手たちの耳にも届いていませんでした。それは、だいぶ経ってから、確認するように二度目のホーンが鳴らされたことでも明らかでしょう。そして、当然のことながら、あとワンプレイだと知らない選手たちは、あとワンプレイではない場合のプレイを選択して、相手に、本来はないはずのチャンスを与えました。ブルースと同様、最後まで果敢に戦い抜いた近鉄の勇士たちには心から敬意を払いながらも、そして、ルール上の問題はなし、という説明を聞きながらも、今日の試合自体は、負けとは言えない敗戦。観戦に来てくれているファンの人たちが、誰が勝っていて、誰が負けているのかが、簡単にはわからないような、スポーツの魅力を削ぐ、このような出来事が、どんなカテゴリーのどんなチームにも二度と起こらないことを心から願います。
 毒にも薬にもならない曖昧なものよりも、「本当」を求めてきた藤井雄一郎監督も、今日は、記者会見で、逆に説明を求め、帰りには、頑張った選手たちを心配し、次の試合に前向きに臨むようにスタッフを戒め、励ましました。今日の試合で勝利数は増えなくても、たとえば、昔の時代の人たちがよく言ったように、誰が知らなくても、「本当」のことは、お天道様が知っています。ブルースは、これからも、今までどおり。変わることはありません。「本当」を大事にしながら、次の一歩も、具体的に踏み出します。次の試合は、12月7日14時キックオフ。サントリーと、熊本で戦います。より一層のご声援を、今こそ、お願いいたします。

ブルースチーム広報
野口眞弓
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