
トップリーグ第3節 [ 試合結果 ]
2008年9月20日(土)KICK OFF 19:00 福岡・グローバルアリーナ
福岡サニックス ブルース vs 横河武蔵野アトラスターズ 26:19(前半 12:10)
(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.永下安武 3.上田栄太 4.ハレ・マキリ 5.渡辺正善 6.菅藤 友 7.西浦啓三 8.タファイ・イオアサ 9.徳永 剛 10.小野晃征 11.永留健吾 12.松尾博文 13.アマシオ・ヴァレンス 14.藤原 旭 15.古賀龍二 16.松園正隆 17.シン・ドンウォン 18.伊達 肇 19.ピラ・フィフィタ 20.籔本貴久 21.ケイリブ・ラルフ 22.濱里周作
(試合経過)
試合開始のキックオフはブルース。ブルースは、開始早々、相手陣に攻め込み、2分、FL菅藤が抜け出しトライ(5-0)。10分にPGを決められ、5-3とされた。20分には、ミスからトライを許した(5-10)。なかなかリズムに乗れないブルースだったが、36分、相手の反則で得たPKから、CTBヴァレンスが素早く仕掛け、No.8イオアサ→WTB藤原と繋ぎトライ(12-10)。後半に入り、1分、5分にPGで12-16とされるが、8分、ふたたび、CTBヴァレンスが相手のキックをチャージし、こぼれたボールを拾い、40mを走りきってトライ(19-19)。29分にPGで19-19と追いつかれたあと、32分、前進してできたラックから、後半から出場のCTBフィフィタが素早く持ち出しトライ(26-19)。このあと、相手の反撃を受けたが、凌ぎきって、試合は終了した。
「試合中のベンチで、自分の頭から湯気が出ているんじゃあないかと思いました」。横河との苦戦を制したあと、森拓郎フォワードコーチはそう言いました。それほどに、最後の最後まで、苦しかった試合。なぜ、それほど苦しい試合をしなければならなかったかについては、新聞記事のように数行で片付けられるものではなく、これから、次の試合までの2週の間に、徹底して分析し、明らかにしなければならないでしょう。しかし、同時に、トップリーグ元年だった2004年1月4日に行われたワールド戦以来、一度も、本拠地グローバルアリーナで勝利できなかったブルースが、横河に勝ち、本拠地で勝てないというその「呪縛」から、ようやく解き放たれたことは、チームにとって、じつは、とても大きく、貴重なことでした。「今日は、地元の方々の応援のおかげで勝てました」と、藤井雄一郎監督。それは、監督をはじめとする、チーム全員の実感でした。2004年1月4日から、2008年9月20日まで、4年以上の間、本拠地で勝てなかったブルースを、決して見捨てることなく、辛抱強く応援してくれたサポーターが今日の勝利を運んでくれたことは、明らかでした。
横河との試合が始まる10分前、私の携帯に電話をかけてきてくれたのは、ブルースの元ラグビーディレクター、クリスチャン・ガジャン(Christian Gajan)氏でした。「藤井に、Good Luckと伝えてくれ」。そう伝言を残したフランス人のガジャン氏は、数カ月前、イタリア・スーパー10で戦うベネチアのチーム、CASINO' DI VENEZIA(http://www.veneziamestrerugby.it/ultime_news.php?id=763)のヘッドコーチに就任しました。フランスでも、イタリアでも、過去に、歴史の古い強豪チームを率いて、数々のトロフィーを獲得してきたガジャン氏は、いま、自らの新たなチャレンジとして、イタリアのスーパー10では歴史の浅い、若いチームを育てている真最中です。そして、ブルース。1994年4月1日に創部したサニックスラグビー部も、来年は、15周年という記念の年を迎えます。トップリーグの他チームと比べたら、まだまだ「若い」チーム。しかし、新しい15年を迎える来年に向けて、「呪縛」から解き放たれたブルースの、本領発揮は、まさに、これからです。2008年は、新しい15年に向けてのマイルストーン。どういう新時代を築いていけるかは、今年の戦いが決める、それは、間違いないでしょう。
藤井雄一郎監督コメント
「相手から、激しいプレッシャーが来ることはわかっていましたが、ミスが出てしまいました。相手から狙われるのには弱いチーム、という課題もまた出ましたが、悪いなりにも、勝ち点5をとれたことは、大きかったと思います」
菅藤友キャプテンコメント
「横河のディフェンスが早く、対応がなかなかできませんでした。修正して、次の試合に臨みたいと思います」