福岡サニックスブルース

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「スピリットはどこか」

トップリーグ第5節
2006年10月8日(日)KICK OFF 14:00     長崎・かきどまり陸上競技場
福岡サニックス ブルース vs 三洋電機 ワイルドナイツ 15:52(前半 10:19)

(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.松園正隆 3.上田栄太 4.渡辺正善 5.伊達 肇 6. 菅藤 友7.大庭正裕 8.乾 武志 9.籔本貴久 10.アマシオ・ヴァレンス 11.永留健吾 12.松尾博文 13.ピラ・フィフィタ 14.大庭照光 15.古賀龍二 16.加古川雅嗣 17.篠原光弘 18.イシトロ・マカ 19.ハレ・マキリ 20.西浦啓三 21.徳永 剛 22.沼田一樹

(試合経過)
 試合開始早々の1分、相手のキックからカウンター攻撃を仕掛け、FB古賀が相手DFの裏にキックしたボールを自分でキャッチ。そこからCTBフィフィタ にパスが繋がると、CTBフィフィタが相手タックラーを3人なぎ倒し、左隅にトライを決め、先制点を奪った(5‐0)。その後、5分、相手陣10m付近のブルースボールのラインアウトから左に展開。FB古賀が相手DFのあいたところに走りこみ大きくゲインし、ラックを形成。そこから右に展開し、SOヴァレ ンス→CTB松尾→WTB大庭(照)とパスが繋がり、WTB大庭(照)が相手DFをステップでかわしトライを奪い、リードを広げた(10‐0)。しかし、 22分、三洋電機に自陣22m付近まで攻め込まれると、ラックから右に展開。DFの隙を突かれ、相手WTBにトライを決められた(10‐7)。その後、 34分にもトライを奪われリードを許すと(10‐14)、前半終了間際の39分にもトライを奪われて、10‐19で前半を終了した。後半10分、三洋電機にトライを決められると(10‐26)、その後、18分、29分にもトライを奪われ、リードを広げられた(10‐40)。ブルースは32分、相手陣22m 付近まで攻め込み、右に展開。SO沼田→NO.8マカ→FLマキリ→WTB大庭(照)→LO伊達とパスが繋がり、LO伊達がインゴールまで走りきり、トライを奪った(15‐40)。しかし、36分、三洋電機にトライを決められ、リードを広げられた(15‐45)。終了間際の42分、ブルースは相手陣ゴール前まで攻め込んだが、三洋電機にターンオーバーされた。そこから三洋電機にパスを繋がれトライを奪われ、15‐52でノーサイド。

チーム広報コラム(6)
「スピリットはどこか」
篠原光弘(しのはら・みつひろ)選手 (34歳) PR
175cm。113kg。

(略歴)高鍋高校→日新製鋼→サニックス(1997年)
(代表歴)九州代表
(紹介)チーム最年長。FW第1列をすべてこなし、スクラムには定評あり。困ったときの篠原。汗の量は、チームで1、2を争う。

 36万1000人ものファンを集めた2006年F1日本GP(於:鈴鹿)直前に、東京で、スーパー・アグリのサードドライバー、フランク・モンタニー(仏)と会い、長く話しました。「チームのF1参戦が突然決まって、充分な準備の時間がなかったから、未だに、昔使っていたルノーのシートを持参し、それを、スーパー・アグリのマシンに載せて走っているんだ。新しいシートを作る時間があるのなら、他のことに取り組んでほしいので、僕としては、シートは我慢している」。F1は、巨額の資金が動くスポーツですが、じつは、小さなチームもあって、みな、もがきながら、少しずつ前進しているのです。イタリア人モータージャーナリストのパウロ・ボンバラは、「不思議に思うかもしれないけれど、イタリアでは、スーパー・アグリのファンが多いんだよ。それは、昔のミナルディ・チームのように小さなチームが、フェラーリのような大きなチームに、臆せず挑んでいくことに、イタリア人が深く共感しているからだと思う」。スポーツは、トップのカテゴリーになればなるほど、潤沢な資金がないと、勝つことが難しくなるのは真実。しかし、もう一つの真実は、「スピリットはお金では買えない。そして、そのスピリットが時に、お金を凌駕することがある」ということ。他のスポーツのことながら、「鈴鹿」を惜しむ36万1000人の共感こそが、スポーツの本質を表しているような気がしました。
 今、問わなければならないこと。ブルースのスピリットはどこか。どこに、私たちの軸はあるのか。それさえ確認できれば、相手が、東芝府中だろうと、コカ・コーラだろうと、それは、一切問題にならないはずです。三洋電機との試合終了後、チーム最年長のペペさん(篠原選手)を呼び止めて話を聞きました。 「いいところも悪いところも、すべて出た試合でした。いいテンポで前に出られたときは、上手くいっていたと思います。とにかく、声を出すことでしょう。なんでもいいから声を出すこと。そんななかで、なんかしら、局面が変えられると思うのです。いろいろ試しながら、一番いいアプローチを見つけていけばいいんですよ。まず、声を出すことです!」。そう。それこそ、「強靭なスピリット」への第一歩。
 ピッチ上でした失敗は、ピッチ上でしか、取り返すことはできないでしょう。逆に言えば、ピッチ上でした失敗は、ピッチ上で取り返せばいいのです。滞りの原因があるとすれば、それは「相手」ではなく、自分自身の心。だからこそ、失敗を恐れず、大きな声を出して、前へ。

ブルースチーム広報
野口眞弓
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