
春シーズン オープン戦 第1戦 [ 試合結果 ]
2008年5月24日(土) KICK OFF 14:00 福岡・サニックス玄海グラウンド
福岡サニックス ブルース vs ワールド ファイティングブル 28:7 (前半 21:7)
(試合経過)
ワールドのキックオフで試合は始まった。先制したのはブルース。4分、ゴール前のペナルティから、素早く仕掛け、トライを奪った(7-0)。しかし、24分、ワールドにトライを奪われ、同点とされた(7-7)。ブルースは、33分、ハーフウェイ付近のラインアウトから、BKに展開。WTBがDFのギャップを突くと、そのまま走りきり、トライ(14-7)。続く36分にも、ハーフウェイライン付近から、パスを繋ぎ、トライを決めた(21-7)。このまま21-7で前半を終了した。後半、先に得点したのもブルース。23分、ゴール前のスクラムからサイド攻撃を仕掛けると、そのまま相手DFを薙ぎ倒し、トライを奪った(28-7)。その後、攻めるも得点には至らず、28-7で試合は終了した。
試合前日に、藤井雄一郎監督から、ワールドとのオープン戦に対する思いを聞きました。「先日まで、スポットコーチとして、パット・ラムに来てもらっていました。それで、選手たちは、ずいぶんと自信を持ったと思います。ニュージーランドのラグビー界では、神様のように尊敬されているパットが教えてくれたシステムは、予想以上に、ブルースに本当に合っているものでした。だから、明日の試合は、勝ち負けを別にして、とても楽しみにしています。今シーズン、新ルール導入を控えて、特化した練習をしてきました。その練習の成果が、今の段階で、どの程度出るかでしょう。この段階で、細かなミスを責めることはありません」。
そして、今日のオープン戦初戦を、28 vs7で制したブルース。藤井監督指導のもと、新たに導入された、「ブルースに合ったシステム」を、これからも、継続していくシーズンとなるのでしょう。「走り続ける」という変わらないコンセプトをベースとしながらも、新しいシステムから、新しい強さが芽生えてくることを、ファンはきっと、待ち望んでいます。
先日、タチアーナさんというロシア人女性から、ロシア語の発音を教えてもらいました。スラブ語のなかでも、ロシア語に近い、東スラブ語のブルガリア語や、西スラブ語のチェコ語などに親しんだものとして、なによりヤヤコシイと感じたのは、ロシア語のアクセントが付かない部分の弱い発音。ロシア語は、アクセントを置くところ以外は、本当に、弱く、力を抜いて発音するのです。それが、初心者には、なかなか難儀。「ロシア人は、全部頑張ったりしませんよ。頑張るところを一箇所決めたら、あとは、きちんと手を抜くんです」と、タチアーナさん。ふむふむ。それは、たぶん、強さと柔らかさを備えた、ロシア人の性格も表しているでしょう。どこに力点を置いて、どこで力(手)を抜いていくか……。それは、どんな事柄や営みにおいても、長期戦であればあるほど、重要なことのような気がします。
まず、厳しい戦いを根底から支える大切なシステムを確立する。そして、そのあとは、たとえばロシア語の美しい「音」のように、強弱をはっきりとつけながら、シーズンを戦い抜く。そんな、シーズンを通した「リズム」というものの大切さも、春シーズンのオープン戦初戦に思いました。
藤井雄一郎監督コメント
「雨がかなり降っているなか、ミス少なく、戦うことができました。目標としていたことは、できたと思います。これからは、もっと、精度を高めていって、敵陣に行ったら、必ず取るというようにしていきたいと思います。若手も良かったです」
菅藤 友キャプテンコメント
「この2週間取り組んできたことを、今日の試合では意識してできていたのが、成果だったと思います。一つひとつのプレイを、考えながらやれたことは良かったです」
西浦啓三選手コメント
「今日の試合で意識していたのは、ポイントからのブレイクと、ポイントまでの走りでした。それは、ある程度上手くいったと思います。まだ、しょうもないミスがあるので、それをなくしていきたいと思います。自分の走りも生かしていきたいです」
藤原 旭選手コメント
「今日の試合には、ワイドラインを意識して取り組みました。裏でもらうボールのスピードを落とさないことを注意しました。これまでの練習の成果が出たと思います」