
2007/2008トップリーグ 第12節 [ 試合結果 ]
2008年1月27日(日)KICK OFF 12:00 東京・秩父宮ラグビー場
福岡サニックス ブルース vs 神戸製鋼 コベルコスティーラーズ 12:52 (前半 5:19)
(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.松園正隆 3.上田栄太 4.渡辺正善 5.鄭 智弘 6.西端 要 7.菅藤 友 8.ディオン・ミュア 9.天本俊輔 10.アマシオ・ヴァレンス 11.永留健吾 12.松尾博文 13.崔 基俊 14.大庭照光 15.古賀龍二 16.加古川雅嗣 17.山際明信 18.伊達 肇 19.大庭正裕 20.籔本貴久 21.ピラ・フィフィタ 22.堀田雄三
(試合経過)
ブルースのキックオフで試合開始。立ち上がりから相手の攻撃を受け、3分、ゴール前のラックからBKでトライを奪われた(0-7)。反撃に出たブルースは19分、オープン攻撃からBKが大きくゲイン。一端は相手にボールが渡るが、プレッシャーをかけパスミスを誘い、こぼれたボールをFL菅藤が拾いそのままトライ。5-7と追い上げた。しかし、前半終了間際の36分、40分に連続トライを許し、5-19で前半を折り返した。後半に入り、相手の勢いは続く。3分、7分と連続トライを決められた(5-31)。17分にもカウンターアタックからのトライを許した(5-38)。24分にトライを奪われた(5-45)あと、26分、相手がキックしたボールをキャッチし、積極的に攻めた。相手の反則を誘い、このPKから素早く攻めた。この日、SOに入ったヴァレンスが巧みなステップで相手をかわし、トライを返した(12-45)。勢いづくブルースは攻撃を緩めなかった。しかし、34分、攻撃を仕掛けるが、ラックでボールを奪われトライを許した(12-52)。そこからも攻撃を続けるブルースであったが、追加点のないまま、試合は終了した。
今年、スポーツ界最大の話題は、北京で開催される夏季オリンピックでしょう。振り返ると、夏季五輪には、私にも、妙な縁があります。ソビエト連邦のアフガン侵攻を理由に、日本をはじめとする多くの国がボイコットした1980年のモスクワオリンピックのときも、アメリカ軍によるグレナダ侵攻を理由として、ソ連や東欧諸国がボイコットした、1984年のロサンゼルスオリンピックのときも、なぜか、オリンピックとは関係のない用事で、私は、開催国に滞在しました。それぞれ、記憶にあるのは、モスクワ五輪のマスコットだったらしい、ミーシャ(熊)の縫いぐるみを購入したけれど、その縫製がとても粗雑だったことと、ロサンゼルス五輪唯一の明るい話題として連日アメリカで報道されていた、メアリー・ルー・レットン(体操女子個人総合金メダリスト)の愛くるしい笑顔。そえ以外で、記憶に残ったものといえば、政治にスポーツが大きく影響されてしまったという後味の悪さだけでした。この「冷戦」の時代が過ぎ去った今、日本で、連日過熱気味に報道されているハンドボールの問題も、もしかしたら、その根っこにあるのは、コミュニケーション不足ということなのかもしれません。世界がとてつもなく複雑な構造をしていた冷戦の時代の問題は別として、今の時代のほとんどの争いごとは、適切な時期に、伝えるべきことを伝えず、しかるべきときに、話すべきことを話さないがゆえに、いつの間にか、取り返しの付かないことになってしまうことから起こるのではないでしょうか。いつの時代においても、どんな取り組みにおいても、「伝える」は、学ばなければならないレッスンのような気がします。
神戸製鋼戦で大敗したあと、今回の試合でも懸命なタックルを見せた菅藤友選手が話してくれたこと。「低いタックルを自分が意識してするのは、チームメイトになんとかして伝えたいからです。話すだけでは、なかなかわかってもらえないときがあるでしょう。自分自身で見せないと、伝わらないことってあるんです」。十二分な言葉と行動。今季、トップリーグ最終戦までの一週間。互いに伝えるべきことをすべて伝え、話すべきことをすべて話すことができ、行なうべきことをすべて行なうことができれば、嫌な流れは変えられると信じます。時間と、思いと、魂と、言葉と、行動と、すべてを使って互いに伝え合うこと。最終戦までの一週間。チームに関わる、さまざまな役割を担う一人ひとりが、それぞれの場所で、悔いのない取り組みができるように、と願います。
(ご報告)
以前、ブルースがリカバリーでお世話になった、佐世保のスポーツクラブ「佐世保ルネサンス」が、散弾銃乱射事件から約1カ月ぶりに、1月15日、営業を再開しました。この機会に、ブルースの選手たちが話し合った結果、お世話になった方々を、少しでも励まし、支援したいという願いから、ブルースのTシャツに、選手たちがサインを入れたものを、1月21日、スポーツクラブにお贈りし、受け取っていただきましたこと、ここに、ご報告いたします。
藤井雄一郎監督コメント
「前半、なんとかくらいついて、後半で勝負をかけたいと思いましたが、フロントロウが怪我するなど、予期せぬ出来事があって、上手くいきませんでした。次の最終戦には、きっちり、臨みたいと思います」
古賀龍二キャプテンコメント
「タックルが高く、ディフェンスが上手くいきませんでした。後半、相手が蹴ってくるだろうという予想に反して、まわされたりしたため、それに対して、修正することができませんでした」