福岡サニックスブルース

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本物の和~クボタ戦勝利~/(第10節)

2007/2008トップリーグ 第10節 [ 試合結果 ]
2008年1月14日(月)KICK OFF 12:00     大阪・近鉄花園ラグビー場
福岡サニックス ブルース vs クボタ スピアーズ 33:17 (前半 6:17)

(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.松園正隆 3.上田栄太 4.渡辺正善 5.鄭 智弘 6.西端 要 7.大庭正裕 8.ディオン・ミュア 9.天本俊輔 10.小野晃征 11.永留健吾 12.松尾博文 13.ピラ・フィフィタ 14.菅 剛 15.古賀龍二 16.加古川雅嗣 17.山際明信 18.乾 武志 19.菅藤 友 20.籔本貴久 21.アマシオ・ヴァレンス 22.堀田雄三

(試合経過)
 ブルースのキックオフで試合開始。開始早々、ブルースは連続攻撃を仕掛けるが、ボールを奪われると、いっきにゴール前まで攻め込まれた。粘りのディフェンスでゴールラインを割らせない。13分、ボールを奪うと細かいパスを繋ぎ前進をはかるが、このパスをインターセプトされ左隅にトライを奪われた(0-7)。相手の攻撃は続き、自陣から抜け出せない。18分にはPGを決められ(0-10)点差を広げられた。ここからブルースは再び反撃に出た。21分、PGのチャンスを得ると、SO小野が決めて3-10とした。ブルースのペースで試合は展開するが、なかなか追加点が奪えない。35分、漸くPGのチャンスを得て、SO小野が決めて6-10と点差を詰めた。しかし、相手にPKを与えてしまった。タッチキックから、38分、ゴール前のモールを押し込まれ、トライを決められた(6-17)。後半に入り、ブルースは立ち上がりから攻め立て、3分、中央付近でできたラックからWTB永留にボールが渡ると、持ち前のスピードで相手を振り切りトライを奪った(13-17)。ブルースの攻撃は続く。BKの効果的なキックで敵陣にくぎ付けにした。28分、PGで16-17と一点差にした。31分にはゴール前のラインアウトからモールを押し込み、逆転のトライを決めた(23-17)。34分、後半からNo.8に入った西端が、自陣スクラムからサイドアタックを仕掛け、相手を薙ぎ倒しながら、ゴール前まで前進。左に展開し中央でできたラックからCTB松尾が相手ディフェンスの背後に絶妙のパントを転がし、これを後半から入ったヴァレンスが押さえてトライ(28-17)。39分、相手BKが放ったパスをWTB永留がインターセプト。そのまま60mを走りきり、トライ(33-17)。ここで、試合は終了した。


チーム広報コラム(45)
「本物の和~クボタ戦勝利~」

 今年の1月17日で、阪神・淡路大震災から13年。成人の日に、近鉄花園ラグビー場で行われるクボタ戦へと向かうチームのバスの中で、大阪の町を眺めながら、森拓郎フォワードコーチから、その被災体験を聞かせてもらいました。
「普通なら、とっくに名古屋の大学に戻っていたはずなのですが、その年は、地元で成人式に出席するために、実家に残っていました。そして、そのとき家にいた母と妹と一緒に被災。家は半壊です。物凄い揺れで、家のドアが壊れて、開かなくなってしまったので、私がタックルして、ドアを開け、逃げ道を確保しました。本当は、そのタックルで感謝されるはずだったのですが、ドアが元に戻らなくなってしまって、結果的には迷惑をかけてしまったようです(笑)。でも、いま、振り返ってみて、震災のとき、家族と一緒にいられて本当によかったと思っています」と、森コーチ。
 聞くところによると、大震災当日、一人だけ逃げたことで、家族の信頼を失い、離婚する夫婦も多かったとのこと。どんな状況でも、逃げずに留まって、困難を一緒に乗り越えていくなかで生まれるものは、互いの信頼でしょう。日本語が持つ、美しい言葉から選ぶとすれば、それは、「和」という言葉で表せるのだろうと思います。
 今回の試合前、相手チームを乗せたバスより、30分以上も前に、花園に到着し、流れる風を体に感じながら、まるで、芝を慈しむように、ピッチの上を丁寧に歩いているブルースの選手たちを見て、今日、ブルースが負けることは決してないだろうと、静かに確信できたのも、不思議な体験でした。一戦ずつ、苦労しながらも、心を合わせて乗り越えてきたことで生まれた「和」が、勝敗で、ブルースを裏切ることはもうないでしょう。1月20日は、今シーズン唯一、グローバルアリーナで行われる、正真正銘のホームゲーム。本物の「和」を勝ち得たものが勝つ試合。ひたすら、楽しみでなりません。

藤井雄一郎監督コメント
「前半は11点リードされて折り返しましたが、選手たちが最後まで辛抱してくれました。その辛抱がきいて、後半、自分たちのペースに持ち込むことができました。次は九州電力との試合です。九州ダービーは、特別なもの。しっかり、調整して臨みたいです」

古賀龍二キャプテンコメント
「我慢強い試合ができたのが勝因だったと思います。次は九州電力との試合です。チャレンジャーの意識を持ち、驕らずに、自分たちのゲームをしたいと思います」

ブルースチーム広報
野口眞弓
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