福岡サニックスブルース

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夜桜と永遠と今/サントリー戦(第9節)

2007/2008トップリーグ 第9 節 [ 試合結果 ]
2008年1月5日(土)KICK OFF 14:00     東京・秩父宮ラグビー場
福岡サニックス ブルース vs サントリー サンゴリアス 26:55 (前半 5:26)

(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.松園正隆 3.上田栄太 4.渡辺正善 5.伊達 肇 6.ハレ・マキリ 7.大庭正裕 8.西端 要 9.天本俊輔 10.小野晃征 11.永留健吾 12.松尾博文 13.ピラ・フィフィタ 14.大庭照光 15.古賀龍二 16.安岡忠和 17.山際明信 18.イシトロ・マカ 19.乾 武志 20.籔本貴久 21.アマシオ・ヴァレンス 22.堀田雄三

(試合経過)
 サントリーのキックオフで試合開始。開始1分、ゴール前のラインアウトからモールを押し込まれ先制を許した(0-7)。その後も相手のペースは続くが、ブルースはDFで粘りを見せた。しかし、14分、スクラムを崩したとして認定トライを奪われた(0-14)。また、PR杉浦がこの反則によりシンビンで 10分間の退場を命ぜられた。14人の戦いを強いられたブルースだったが、22分、一瞬の隙を突き、ゲイン。ラックからの早い球出しから左へ展開し、 CTBフィフィタが相手DFラインを突破。タックルを受けるが、WTB永留へのパスが繋がりトライ(5-14)。点差を詰めた。28分、37分と連続トライを奪われ、5-26で前半を折り返した。後半に入り、1分、再びCTBフィフィタがボールを持つと、相手のタックルを受けながら強引に前進してパス。パスを受けたNo.8西端もタックルを受けながら強引に前進。そのままインゴールに飛び込みトライ(12-26)。この日、二つ目のトライを奪った。この後、ゴール前まで攻め込まれるが、ここでもDFで粘りを見せた。しかし、HO松園がシンビンのため、10分間の退場を命ぜられた。7分、人数の少ないFW を攻められ、トライを決められた(12-31)。11分にもトライを奪われ(12-38)、14分にはCTBフィフィタがシンビンをとられ、15分にもトライをとられた(12-45)。17分、この日、先発出場したSH天本が相手のパスをインターセプトしてゲイン、FL大庭に繋ぎ、そのまま走りきってトライ(19-45)。23分にトライを奪われるが、その後のコンバージョンで、LO渡辺が全力でプレッシャーをかけ、見事にチャージを決めて追加点を阻止した。30分、後半からSOに入ったヴァレンスが相手のパスをインターセプトすると、1人2人3人と相手DFをかわし、四つ目のトライを決めた(26- 50)。36分、トライをとられるが、ここでもLO渡辺がチャージでコンバージョンを阻止した(26-55)。このまま、試合は終了した。


チーム広報コラム(44)
「夜桜と永遠と今」

 啓翁桜(けいおうさくら)という、小ぶりの花を咲かせる愛らしい桜があります。11月には、枝を切って、山の高いところで寒さを体験させ、その後、温室で育て、お正月には、花が咲くようにするもの。桜が好きで、昨年末に、初めて購入しましたが、今、その愛らしい花が、一つ、二つと咲き始め、心を和ませてくれています。桜は、なんといっても、夜桜が美しい。桜のピンクが夜空のブルーに溶け合うと、本当に美しいコントラストとなります。その背後に、月が見えれば、おそらく、それは、人生で眺められる最高の風景。
大昔は、いまよりずっと地球に近かった月ですが、じつは、毎年、約3.8㎝ずつ、地球から離れつつあります。遠い将来、いつの日か、宇宙の彼方へ月が離れてしまうときには、地球上の生物は消滅していくとも聞きました。そう思うと、また、特別の思いで、月に映える夜桜を眺めることができるような気がします。桜でも、月でも、本当に美しいと心から思えて、その光景に心が慰められるのは、この世の中に、永遠に続くものはないとわかっているからでしょう。だからこそ、生かされている今の一瞬がどれだけ尊いものかと、わかるのだと思います。
 1月5日のサントリー戦。翌日の朝刊には、「サントリー圧勝」の活字が躍りましたが、ブルースは、最後の最後まで、その脚力でプレッシャーをかけ続け、諦めない戦いを見せてくれました。試合中、3回もシンビンを出されるという、まったく予想外の展開のなかでも、それで気持を折らされることなく頑張った結果、4トライを挙げ、今回も、貴重なボーナスポイント1を獲得。試合終盤に、渡辺選手がチャージでコンバージョンを阻止したときも、その諦めない姿に、東スタンドの一般観客席から、大きな拍手が湧き上がりました。今季トップリーグ、残り4試合。これからは、おそらく、精神力の勝負となるでしょう。精神力の勝負であれば、退路を断った戦いができたほうが勝ち。帰るところのある人たちに、帰るところがないと思うものたちが負けるはずはありません。シーズン終了後、「つらかったけれど、楽しかった」とみなで言い合えるまで、戦いの一つひとつを、全員が、自らの退路を断って戦えれば、勝利は、ブルースのもの。
 永遠に続くものはありません。だからこそ、生かされている今の一瞬に、次の一つのプレイに、すべてをかけていく。今、私たちに求められているのは、そういうことでしょう。

藤井雄一郎監督コメント
「年の初めでもあり、今日は激しくいくと決めていました。アタックの練習を集中してきた成果で、選手は、場面場面でブレイクできていたと思います。予想していたことではありましたが、セットプレーではやられました」

古賀龍二キャプテンコメント
「ペナルティをとられたところを、今後、修正していきたいと思います」

ブルースチーム広報
野口眞弓
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