
秋オープン戦 第5戦 [ 試合結果 ]
2007年9月22日(土)KICK OFF 14:00 静岡・ヤマハ大久保グラウンド
福岡サニックス ブルース vs ヤマハ発動機ジュビロ 22:7(前半 10:0)
(試合経過)
ヤマハ発動機のキックオフで試合開始。序盤は両チームとも、キック中心の攻撃。そんななか、先制したのはブルース。22分、FWが細かいパスを繋ぎ、トライを奪った(5-0)。ゴール前まで攻められる場面もあったが、粘りのDFで乗り切り、反撃に出た。40分、BKのサインプレーから相手DFを突破し、WTBがトライ(10-0)。後半に入り、いきなりゴール前に釘付けにされてしまう。シンビンにより一人少ないFWを攻められ、前半同様に粘りのDFを見せるも、反則を犯し、10分、認定トライを献上した(10-7)。この後もヤマハ発動機は攻撃を仕掛けてくるが、19分、WTBが相手のパスをインターセプトしそのまま走りきりトライ(15-7)。これでブルースが流れを取り戻した。ブルースは攻撃を仕掛け、32分、SOがパスダミーでDFを抜き去りトライ(22-7)。ヤマハ発動機の追い上げも振り切り、このまま試合終了。
磐田・ヤマハ大久保グラウンドで、ブルースの古賀龍二主将は、ヤマハ側の選手代表と並んで、この日の試合を観戦してくれたファンに挨拶。公式戦でもないというのに、多くのファンで、グランドの観客席は、いっぱいでした。いつでも、磐田にお邪魔すると、勉強になることが、なにかしらあります。おそらく、ジュビロ磐田というサッカーチームを良きお手本として、ファンサービスという点では、他チームより一歩先んじてこられたのでしょう。この日も、応援するホームチームを破ったブルースに対しても、観客席からは、温かい拍手がおくられていました。それは、磐田で、しっかりと「気持」の入った試合を繰り広げたブルースに対する、良質のファンから払われた敬意だったのではないでしょうか。本当に、この磐田の地には、スポーツの意味を理解する良質のファンというものが育っているのだと実感しました。それは、「ジュビロ」が長い時間かけ、築いてきた遺産なのでしょう。私たちは、マネではなく独自の道を歩みながらも、同時に、素直に、そこからも学んでいければと思います。
3連休の初日だったこの日、スポーツ観戦に出かける人たちも多く見かけられました。磐田に向かう途中、電車の中で、ご贔屓のパ・チームが4位という不振に喘いでいるらしいプロ野球ファン3人が、評論家顔負けで、チームの不振の原因を辛らつに語り合っていました。「中日の荒木だって、井端だって、最初からあんなに打てたわけじゃあないだろう。選手を根気強く起用して、内野の司令塔であるショートを育てられなかったのは、監督の責任だろう。オフは、ショートと外野の補強が必須だよ」。ふむふむ。とても熱い。やっぱり、スポーツは熱くなきゃあ、つまらない! プレシーズンマッチとはいえ、リコーに続いて、ヤマハにも、いい勝ち方をしたブルース。磐田からの帰りがけ、ジュビロファンから声をかけられました。「俺も、九州には、十年間住んでたんだよ。頑張ってな」。ブルースの周囲も、しっかり、熱を帯びてきました。
松尾博文選手コメント
「個人的には、ここのところずっと不調だったので、ようやく、好調の兆しが見えてきたという感じです。今日の試合は、キックを前に出して、楽に攻められればというのがありました。バックスが安定できているので、キックするにしても、気持に余裕もありました。それに、フォワードも、ヤマハの外国人二人が入ったフォワードに負けていなかった。今日の試合は、いろいろな意味で、全体の連携がとれていたような気がします」
森拓郎フォワードコーチコメント
「強豪のヤマハを相手に、ここまで戦えたのは、チームとしての地力がついてきたという印象です。今日の勝利は、自信につながりました。一人ひとりのゲームに反応するスピードが上がってきました。フォワードの反省点は、アタック面の細かいところ。これから修正しなければならないところがいくつもありました」
藤井雄一郎監督コメント
「勝利したとはいえ、今日の試合は、あくまでも、練習試合です。トップリーグの本番になれば、また変わってくる。でも、いまの時期としては、満足できる状況と言えるでしょう。今日の試合で、ヤマハを認定トライだけに抑え、ゴールラインを一度も割らせなかったのは収穫でした。全体にレベルアップしてきているので、この好調を、シーズン開幕まで維持したいと思います」