
オープン戦第4戦 [ 試合結果 ]
2007年6月17日(日)KICK OFF 13:00 神戸ユニバー記念競技場
福岡サニックス ブルース vs ワールド ファイティングブル 22:17(前半22:5)
(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.松園正隆 3.上田栄太 4.渡辺正善 5.伊達 肇 6.乾 武志 7.菅藤 友 8.イシトロ・マカ 9.籔本貴久 10.沼田一樹 11.大庭照光 12.松尾博文 13.アマシオ・ヴァレンス14.永留健吾 15.古賀龍二
(試合経過)
前半、ブルースのキックオフで試合は始まった。両チームとも、序盤はキックで陣地を取りにいく。前半7分、キックで攻めるワールドに先制を許した。DFラインの裏側にキックを上げられ、不運にも、ボールは相手側にバウンドし、相手WTBの腕の中に収まり、トライを奪われた(0−5)。その後、ブルースも反撃に出る。10分、相手ボールのラインアウトを奪い、BKへ展開。ライン参加したFL菅藤のところでラックを形成。素早いボール出しから、ふたたびBKへ展開。CTBヴァレンスがDFラインを突破。WTB大庭(照)に繋ぎ、トライを返した(5−5)。その後もキック、パスを使い攻撃を仕掛けるが得点には繋がらない。二つ目のトライを奪ったのは28分。ゴール前のラインアウトからモールを押し込み、最後はPR上田が押さえてトライ(12−5)。31分、相手にキックオフのボールを奪われ、BKへの展開を許すが 、WTB永留がタックルに入った。そこで、相手が持っていたボールをCTBヴァレンスがボールを奪い取って、50mを走り切り、トライ(17−5)。32分には、22mラインからモールを押し込み、トライを決めた(22−5)。そのまま22−5で前半を終了。後半に入り、なかなかリズムに乗れないブルース。8分、自陣でのキックをチャージされ、トライを奪われた(22−12)。20分にも、トライを許し、22−17と追い上げられた。その後、ブルースは反撃に出るが得点には繋がらない。終了間際、ゴール前まで攻め込まれるが、懸命に戻り、ゴールを割らせない。意地のDFで相手のミスを誘い、プレーが途切れたところで、試合終了。
(藤井雄一郎監督コメント)
「取らなければいけないところで、取れなかった。ミスも多かった。ボールが継続できていない。
今日の試合は全然ダメでした。個々の活躍が目に留まったのは、松尾、濱里だったと思います」
「ありがとう」と言ったあと、新幹線の中で会った温和そうで小柄な老人は、もう一度、「ありがとう」と言い直しました。東京駅から通路を隔てた向こう側で、上品で、楽しそうな宴会を繰り広げていた60代ぐらいの二組の夫妻が、新大阪で降りるとき、向き合っていた、その二つの座席を進行方向に戻していかなかったため、新大阪から乗ってきたその老人は、否応もなく、知らない紳士と顔を向き合わせて座ることになり、その紳士に話しかけてはみたものの、まともに答えてもらえず、諦めて、ちょこんと座っていたときに、横から私が、「そのペダルを踏めば、方向が変えられると思います」と口を出しただけの、それは、取るに足らない、当たり前の、ちょっとした出来事でした。私たちの日常は、こんなことの連続だろう、と心から思います。自分が幸せで楽しいときは、新大阪で降りた直後に、その同じ座席に、足が少し不自由な、老人が座ることになると、想像する力は、きっと、失われているのでしょう。それは、ホンの少しの想像力があれば、できたはずのこと。それでも、現実は、人の痛みを知ることもなく、何事もなかったかのように、毎日を過ごしてしまうのが、ほとんどのような気がしてなりませんでした。
神戸ユニバー記念競技場で、ワールド戦のあと、試合後半から出場して活躍した、濱里周作選手に、話を聞きました。「今日の試合では、止めなければいけないところを、止められたと思います。でも、ミスタックルもありました。私は体が小さいので、確実なタックルをしていきたいと思います」。おそらく、本物と偽物を即座に見分けるだろう、と思える、真っ直ぐな視線。本当に素敵な選手が、沖縄の名護から、ブルースに加わってくれた、とつくづく思いました。「ハンカチ」や「ハニカミ」とかはいなくても、ブルースは本物の「チーム」だ、と言われたいと思います。そんな絆をつくるのは、相手の痛みを慮ることができる、一人ひとりの、ホンの少しの想像力ではないでしょうか。