
オープン戦第2戦 [ 試合結果 ]
2007年6月2日(土)KICK OFF 13:00 福岡・サニックス玄海グランド
福岡サニックス ブルース vs 豊田自動織機 35:26(前半14:14)
(試合メンバー)
1.山際明信 2.加古川雅嗣 3. 岡田親典4.シミ・タイトコ・ファレ 5.渡辺正善 6.濱里周作7.菅藤 友 8.イシトロ・マカ 9.天本俊輔 10.金川禎臣11.菅 剛 12.堀田雄三 13. 崔 基俊14.藤原 旭 15.園田晃将
リザーブ→伊達 肇、西浦啓三、乾 武志、徳永 剛、松尾博文
(試合経過)
前半ブルースのキックオフで試合は始まった。先制したのはブルース。5分、敵陣ゴール前のラインアウトからモールを形成すると、そのままインゴールまで押しこみトライを奪った(7−0)。しかし、14分、豊田自動織機に自陣10m付近のラインアウトからモールを押し込まれると、相手SHに、DFが薄くなったブラインドサイドを突かれる。そこから、相手WTBにパスを繋がれ、そのまま走り切り、トライを奪われ、同点とされた(7−7)。その後、31分にも、連続攻撃からトライを奪われ、リードを許した(7−14)。ブルースは、前半終了間際の38分、敵陣ゴール前のペナルティから素早く仕掛け、ラックを形成。ラックから、NO.8マカがボールを持ち出すと、相手DFを突破しトライを奪い、14−14の同点で、前半を終了した。後半、先に得点をしたのは、豊田自動織機。9分、連続攻撃でゴール前まで攻め込まれると、最後は相手SOにタックルを振り切られ、トライを奪われた(14−21)。その後、16分にもトライを奪われ、リードを広げられた(14−26)。しかし、ブルースは、20分、敵陣ゴール前のスクラムから、NO.8マカがサイドを突き、DFを薙ぎ倒しながら前進し、ラックを形成。ラックから、途中出場のSH徳永がDFのギャップを突いてトライを奪い、差を縮めた(21−26)。その後、33分、敵陣ゴール前のペナルティから素早く仕掛けると、NO.8マカ→LOファレとパスを繋ぎ、LOファレがインゴールに飛び込みトライを決め、リードを奪った
(28−26)。ブルースは、試合終了間際の38分にもトライを奪い、35−26で試合は終了した。
(藤井雄一郎監督コメント)
「ゲームには勝ちましたが、終始、弱気が目立ちました。せっかくの練習試合ですから、ミスを恐れず、もっとチャレンジしてほしいと思います。練習試合は、チャレンジとアピールの場所なので、すべてのプレイで、もっと強気にアタックしてほしいです。今日の試合は、最初、簡単にトライがとれてしまったので、逆に、その後、上手くやろうとし過ぎて、普段しないようなミスをしてしまったような気がします。そういう意味では、選手たちも、いい勉強になったのではないでしょうか」
数日前、イギリス人の友人から、「F1のフランスGP開催中の金曜日に、今秋の仏ラグビーW杯を記念して、F1チーム対抗スクラム大会をすることになったのだけれど、スクラムを、手伝ってくれるラグビー選手を探してもらえないでしょうか?」というメールが届きました。F1チームがスクラム対抗戦をするなど、奇妙なことだと思われるかもしれませんが、ヨーロッパで、メジャーなスポーツは、互いに強い結びつきを持っています。実際、たとえば、F1でも、「昔は、ラグビー選手でした」という人たちが、佐藤琢磨さんの担当エンジニアも含めて、チームスタッフや、ジャーナリストのなかに、たくさんいます。北京オリ ンピック出場を目指す、野球日本代表監督に就任した星野仙一さんは、ここ数年の間に、独サッカーW杯、F1中国GP、など、メジャーなスポーツイベントを精力的に、次々と視察され、先日お会いしたときも、「以前より、今年は、仏ラグビーW杯にぜひ行きたい、と願っていましたが、日本代表監督として、アジア予選の準備があり、見に行けないのは、とても残念です。本当に、ラグビーが一番好きですから」と仰っていました。一つのスポーツで指導的立場にある人が、忙しいなか、異種スポーツのビッグイベントを見に行くのも、F1の主催団体が、グランプリ中に、チーム対抗スクラム大会を開くのも、異種スポーツに、あえて関わりを持ち、その競技を正しく理解して、スポーツ全体の気運を高めていかなければならないという責任感が、その根っこにあるからではないでしょうか。 一点に集中するのは美しいことで、決して悪いことではないでしょう。でも、同時に、全体を見渡して、その全体のなかで、今、自分に何ができるのかを考えていかないと、いつの間にか判断を間違えて、無駄な時間を過ごすことになるかもしれません。近くのものと、遠くのものが持つ、それぞれの意味を見失うことがないように、その両方の視野を維持しつつ、取り戻すことのできない一日一日を、大切に過ごしたいと願います。今日の豊田織機戦は、たった一回の練習試合に過ぎません。しかし、その「近くのもの」を懸命に生き切れば、自分の世界を遠くまで、広げていくことになるでしょう