
3月22日。玄海グランドのクラブハウスで、今シーズン、選手たちの新体制が、藤井監督から発表されました。主将=古賀龍二。副将=菅藤友。フォワードリーダー=上田栄太。バックスリーダー=大庭照光。スクラムリーダー=加古川雅嗣。ラインアウトリーダー=伊達肇。今シーズンも、2月19日始動というのは、おそらく、トップリーグのなかでは群を抜いた早さ。これからの長い、長いシーズンを、選手たちは、心を何に寄り添わせながら、戦っていくのでしょう。 それは、時に、一つの言葉だったり、一つの歌だったり、一つの風景だったり……。振り返ってみたときに、あの厳しい局面は、あの言葉に心を寄り添わせなければ乗り越えられなかった、という経験は、誰にでもあるものでしょう。
しばらく前に、世界一美しいプラハの町で、マルティン・カフカと会いました。そのときすでに、カフカは、現役を引退し、大学に戻って外国語を専攻していましたが、チェコのラグビーを強くしたい、という思いで、人生の瞬間を刻み続けているその真摯な姿勢には、彼が福岡にいたときと相変わらず、感銘を受けました。そして最近、カフカからメールが届き、チェコ代表ヘッドコーチのアシスタントに、チェコのラグビー協会から任命された、という嬉しい報告。同じメールには、「サニックスのラグビー部はどうでしょうか。遠くから応援しています。チームのみんなに、よろしく伝えてください」と書かれていました。こうし て、すでにチームを去った人たちが、遠い場所からも、ブルースに、その思いを寄り添わせてくれている……。大切なのは、その思いが、私たちに大きな力を与えてくれていると、桜の季節に、まず、私たちが知ることでしょう。今朝、石川県で震度6強の地震がありました。遠くの人の痛みに心を寄り添わせることのできる、活力あふれる、血の通った強い組織として、シーズンの一日一日を、過ごせればと願います。
以下、各リーダーから聞いた、頼もしいコメントです。
(古賀龍二=主将コメント)
「昨年の成績を最低ラインとして、上位を目指していきます。レギュラーシーズンを長くすること。日本選手権の決勝まで、17試合を戦うつもりです。キャプテンとして、昨年は、ずいぶん周りに助けてもらったので、今年は、もっと、リーダーシップを発揮していきたいです。たとえば、戦術の面でも、積極的にかかわっていければと考えています。個人としては、まだ、自分のイメージどおりにはできていません。とにかく、今年も、走り回ります」
(菅藤友=副将コメント)
「副将を務めるのは、高校のとき以来です。他人に厳しく言えないところがあるので、副将に向いていないと思ったのですが、古賀主将のサポート役として頑張ります。今年も、ディフェンスには拘っていきます。自分だけでなく、組織としても、ディフェンスが上手くいかなくなったときに、修正できるようにしたいと思います。ちなみに、開幕戦でのフェラーリ優勝は、予想どおりでした!(笑)」
(上田栄太=フォワードリーダーコメント)
「昨年は、セットプレイが良くなかったので、今年は、フォワードとして、しっかり取り組んでいきたいです。個人としての目標は、積極的な攻撃。今年は、ボールを持って走ります」
(大庭照光=バックスリーダーコメント)
「最初に聞いたとき、まさか!?と思いました(笑)。とにかく、古賀主将のサポートをしていきたいです。それと、今年は、30歳になるので、自分自身のことだけではなく、若手が成長していけるような環境をつくりたいと思っています」
(加古川雅嗣=スクラムリーダーコメント)
「昨年は、獲得率が良くなかったので、今年は、トップチームと並べるぐらいまでにはなりたいです。そういうかたちで、安定性を増して、攻撃の基点を作りたいと考えています。個人としては、篠原さんを継承するような、マルチプレイヤーになります」
(伊達肇=ラインアウトリーダーコメント)
「昨年、ラインアウトの獲得率が、上位チームと比べて低かったので、今年は、獲得率を上げられるようにしたいです。ラインアウトリーダーとして、一人ひとり、全員が、状況判断をできるようにしていければと思います。自分自身としては、他チームのロックには走り負けないつもりです」