福岡サニックスブルース

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「王者との差」

トップリーグ第9節
2006年12月9日(土)KICK OFF 14:00     大阪・近鉄花園ラグビー場
福岡サニックス ブルース vs 東芝ブレイブルーパス 14:50(前半 7:33)

(試合メンバー)
1.杉浦敬宏 2.松園正隆 3.上田栄太 4.渡辺正善 5.伊達 肇 6. 菅藤 友7.大庭正裕 8.ディオン・ミュア 9. 鬼束竜太10.沼田一樹 11.永留健吾 12.松尾博文 13.ピラ・フィフィタ 14.大庭照光 15.古賀龍二 16.加古川雅嗣 17.篠原光弘 18.ハレ・マキリ 19.西端 要 20.徳永 剛 21.堀田雄三 22.アマシオ・ヴァレンス

(試合経過)
 前半開始早々の1分、東芝にゴール前まで攻め込まれると、ラックサイドをSHに突かれ、トライを奪われた(0‐7)。続く4分にも東芝にトライを奪われ、リードを広げられた(0‐14)。ブルースは14分、相手陣ゴール前のペナルティから、SH鬼束が素早く仕掛け、LO伊達にパスを繋ぐ。LO伊達が相手DFを突破し、トライを決めた(7‐14)。しかし、22分、東芝にトライを決められると(7‐19)、29分、37分にもトライを奪われ、7‐33で前半を終了した。後半に入り、24分、29分と東芝にトライを奪われ、リードを広げられた(7‐45)。ブルースは34分、相手陣でのペナルティから攻撃を仕掛け、左に展開。途中出場のSOヴァレンスにパスが繋がると、相手DFのギャップを突き、大きくゲイン。フォローしていたWTB大庭(照)にパスが繋がり、WTB大庭(照)がインゴールまで走り切り、トライを決めた(14‐45)。しかし、終了間際の38分、東芝にトライを奪われて、14‐50で試合はノーサイド。

チーム広報コラム(10)
「王者との差」
大庭照光(おおば・てるみつ)選手(28歳) WTB
180cm。83kg。

(略歴)新生野中学(大阪市)→近畿大学付属高校→近畿大学→サニックス(2002年)
(代表歴)日本選抜、九州代表
(紹介)一見、「強面」の大庭照光だが、意外に繊細な面もある。恥ずかしがりやで、用心深い。目上の人には甘え上手。そんな照光は、今季、とても元気。思い切りのあるプレイで、チームに勢いをもたらしている。

「東芝は強かった、というのが率直な印象です。自分たちがしようとするラグビーに対する意識の高さとか、意思統一に、まだ差があったと。そういう意味で、今回の敗戦が、次の試合に引きずるものはないと思います。東芝に勝つためには、もっと、一人対一人で戦えないとダメですね。次のセコム戦では、出し切るだけです」。東芝戦の翌日、試合を振り返って、菅藤友選手が話してくれました。
 ラグビーを楽しめる集団への変貌。それは、あれだけの悔しさを経験したからこその成長だったのではないでしょうか。次の東芝戦、どんなラグビーを見せてくれるか、本当に楽しみです。「したり顔」の批評家を唸らせるような、そんな試合を期待したいと思います。
 今回の東芝戦で、トライを決めた大庭照光選手も、「一人一人の余裕が違いました。東芝は上手かった。それに、東芝は、4人の外国人だけではなく、日本人も強かった。レベルもスキルも相手が勝っていたと思います」と、言いました。
 大庭照光選手には、亜月(あづき)ちゃんという娘さんがいます。「明日が誕生日で、3歳になるんですよ」という大庭照光選手には、このところ、落ち着き、やら、柔和さ、やら、新しい側面が、垣間見られるようになりました。「結婚とか子どもとかいう部分とは違います。あくまでも選手として、心に期すると ころがあって、変わってきたのだと思います」と本人は否定しますが、それでも、「家族に支えられているのは事実」と言うとおり、その成長には、新しく、父親としての表情が含まれているのだろうと思います。
 今シーズンで、現役を引退したミハエル・シューマッハーも、その表情を大きく変化させてきたF1ドライバーでした。若い頃は、アイルトン・セナが死亡したときのグランプリで優勝し、表彰台で素直に喜びを表したことで、周囲から誤解され、激しい非難を受けたこともありましたが、時間をかけて、大人となり、 自分の気持を正確に、自分の言葉で表せるようになりました。そんな大人の表情や発言に、記者会見で、惚れ惚れと見とれたのは、彼が引退したあとも、いい思い出となって残るでしょう。大人になるというのは、「相手をリスペクト(尊重)できるようになること」だと思います。
 あの、忘れられないセコム戦から、早いもので3年が経ちました。優しい父親となった大庭照光選手が、大人として、次の試合、どんなパフォーマンスを見せてくれるか、ぜひ、注目したいと思います。

西端 要副将コメント
「次のセコム戦まで1週間しかありません。落ち込んでいる暇はないし、切り替えて、やっていきます」

ブルースチーム広報
野口眞弓
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