福岡サニックスブルース

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ブルース、マイナスからの挑戦

新主将 古賀龍二選手(29歳)FB

 今シーズン、新ブルース主将となったのは、フルバックの古賀龍二選手だ。1977年7月24日生まれの29歳。身長178㎝。体重 81 kg。中学時代には野球をしていた古賀選手が、本格的にラグビーを始めたのは佐賀東高校時代。当時は、全国大会佐賀県予選で200点以上取られたこともある弱小チームだった。そんな古賀選手が頭角を現したのは、福岡工業大学に入ってから。大学2年生のとき、レギュラーポジションをとり、大学4年生では、九州代表にも選ばれた。サニックスラグビー部に入部してからは、1年目から、レギュラーとして活躍。2年目には、7人制日本代表にも選ばれた。同年、ニュージーランドへ3カ月間の留学もし、メキメキと力を付けていった。
 体の線は細いが、しなやかな走りでチャンスを作り、相手の動きを事前に察知し、ピンチを救う。そんな、古賀選手の特徴は、攻守の要となるフルバックには、ぴったり。加えて、今シーズンは、藤井監督から、主将に任命され、プレーだけではなく、精神面でも、チームの要となることが期待されている。

 ずいぶん前、藤井監督に、古賀選手を新主将として任命した理由を尋ねたとき、「なにがあっても、1シーズン、走り続けられる選手を選びたかった」という答えが返ってきました。そういう意味で、古賀選手の「しなやかさ」は、いまのブルースに不可欠と思えてなりません。さまざまな出来事に、一つひとつとらわれていくと、プライオリティを見失ってしまいがちなだけに、どんな事態に直面したとしても、物事を俯瞰しながら、柔軟に、しなやかに乗り越えていく力は、どうしても必要になるでしょう。そのしなやかさが、どんな状況でも、走り続けられる秘訣のように思えます。
 ブルース本拠地の玄海グランドへ福岡空港から向かう途中で、目に飛び込んでくるグリーンやブルーは、都会のチームではなかなか見ることのできない、美しい景色です。たとえば、田んぼに佇む、スリムで、真っ白な海鳥。名前はわからなくても、車で走りながら遭遇したとき、思わず、その美しさに声を上げてしまいました。たとえ、「スター軍団」と呼ばれることがなくても、日々、そんな自然の色に育まれ、支えられている、ブルースの一人ひとりには、都会のチームには見受けられない、謙虚さや、人間味が備わっているはず。心を鋭敏にして、自然の大きさに触れていけば、自分の小ささを知らずにはいられません。自然の大きさと向き合い、自分の小ささと向き合うなかで生まれる性質は、本来、「優しさ」とか、「しなやかさ」と呼ばれるものなのではないでしょうか。それが、本物の強さとして結実するのは、マイナスからの出発で、一人残らず、全員の気持が一つになったときでしょう。来たるシーズンが、楽しみでなりません。

(古賀龍二主将コメント)
「最近、ベテランだけでなく、若い選手たちも、声を出すようになってきました。困難な事態がキッカケで、チームが一つになれたらと願っています。試合だけではなく、いろいろな意味で、勝つことだけに意識を集中して、陰で支えてくれているたくさんの人たちに、勝つことでお返ししていきたいと思います」

ブルースチーム広報
野口眞弓
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