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鳶(カイト)通信
Press Officer Kite Column

No.121 ブルースと心のシェルター

2011年05月24日(火)

愛知県ラグビー祭

2011年5月22日(日)KICK OFF 14:00  愛知・瑞穂ラグビー場
福岡サニックス ブルース vs 豊田自動織機シャトルズ 78:12 (前半26:5)

 

(試合経過)
 ブルースのキックオフで試合は始まった。先制したのはブルース。8分、自陣10m付近のペナルティから素早く仕掛け、小野がステップで相手DFをかわし前に出ると、相手DFの裏にキック。そのボールをイオアサがキャッチし、そのままインゴールに飛び込んでトライを決めた(7-0)。続く11分、敵陣10m付近のラックから左に展開して、パスを繋ぎ、最後は濱里(耕)が約20mを走りきって、トライを決め、差を広げた(14-0)。その後、20分にも濱里(耕)がトライを決め(19-0)、24分には、濱里(祐)がトライをとって、差を広げた(26-0)。しかし、31分に豊田自動織機にトライを奪われ(26-5)、26-5で前半を終了した。後半、先に得点したのはブルース。3分、敵陣ゴール前のペナルティから素早く仕掛けると、ヘスケスが相手DFの密集へ突進し、そのまま、相手DFごとインゴールに押し込んで、トライを決めた(33-5)。続く8分には、敵陣ゴール前のラックから左に展開して、パスを繋ぎ、最後は小野がインゴール左隅に飛び込みトライを決め、さらに差を広げた(40-5)。その後もブルースは攻撃の手を緩めず、11分に園田が(47-5)、14分に加古川が(52-5)、17分にヘスケスが(59-5)、24分にマヘがトライをとって、大きく差を広げた(66-5)。34分に豊田自動織機にトライを許したが(66-12)、その後、2本のトライを追加し、78-12で試合は終了した。

 
チーム広報コラム(121)
「ブルースと心のシェルター」

 

 ブルースにとって今季の初戦。というよりは、東日本大震災後の初戦、と言ったほうが、どれだけ、自分の心に正直な表現か、と思われてなりません。今回の震災は、日本のように小さな国にとって、国の運命だけではなく、そこに住む個々人の運命さえも変えてしまった、大きな、大きな出来事でした。この震災そのものの本質はとっくに被災地だけの問題ではなくなっていて、たとえ、被災地から遠くの福岡でさえも、日本に住む一人ひとりが、自分自身の将来を左右する問題としてとらえ、自分の生き方を考え直さなければならない段階にすでにあるように思われます。
 愛知県ラグビー祭として行われた今回の豊田自動織機との試合は、78対12でブルースの圧勝。試合の内容としても、ベテラン、中堅、若手のそれぞれが活躍する、見応えがあり今後が楽しみになるようなブルースのパフォーマンスでした。今回は新キャプテンとしての初戦でもあった、永下安武選手に試合後感想を聞くと、「キャプテンになっての初戦で、とても緊張しました。今までよりも考えながら試合をしました。自分のキャプテンとしての出来は別として、試合そのものは良かったと思います。後半から出た若手も頑張っていたし、選手が大きく交代しても遜色はありませんでした。初戦にしては、ミスが少なかったし、90%ぐらいの出来だったのではないでしょうか」。その新キャプテンの言葉どおり、ブルースにとって、気の緩みとは程遠い、良い緊張感があふれる試合でした。今回の試合を観戦していただいた、コーチとして輝かしいキャリアを持つ、セ・リーグ某球団の現・編成曰く「シーズン開始時期に合わせて、コンディショニングしていくというよりは、いつどこで試合を行うにしても、8割がたの力が出せるようなチーム作りをしているような印象を受けました。ちょうど、朝から晩まで練習漬けで選手たちを強くしてきた韓国のSKみたいなチームになるような気がします」。それは最高の褒め言葉でしょう。今回の震災で、絵本が被災地の子どもたちの傷ついた心のシェルター(隠れ家)となっているという記事を読みました。スポーツを仕事とするものたちにできることは、誰かの心のシェルターになれるようなプレイを見せること。今回、名古屋の試合のあとに、ちょうど交流戦で名古屋に来ていた東北楽天ゴールデンイーグルスの星野仙一監督に久しぶりにご挨拶をすることができました。楽天が活躍したら、とくに今年は、それが、多くの人たちの心のシェルターになるに違いありません。そして、それに負けないように、ブルースも、現在の良い緊張感を維持して、誰かの心のシェルターになれるような、そんなプレイを見せられるシーズンにしていきたいと思います。

藤井雄一郎監督コメント
「今季の初戦は、試合の結果や内容というよりも、大きな震災が起こったなかで、私たちがラグビーをさせていただけているという意味を深く考えされられました。今はそれしか言うことができない思いです」

 
ブルースチーム広報
野口眞弓