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鳶(カイト)通信
Press Officer Kite Column

No.118 されど1ミリ/トップリーグ最終節

2011年01月11日(火)

トップリーグ第13節(最終節)

2010年1月10日(月)KICK OFF 14:00 福岡・レベルファイブスタジアム

福岡サニックス ブルース vs NECグリーンロケッツ 8:47 (前半8:26)

 

(試合メンバー)
1. 杉浦敬宏 2.永下安武 3.シン・ドンウォン 4.秋田太朗 5.ジェイク・パリンガタイ 6. ハレ・マキリ 7.菅藤 友 8.西端 要 9.原田航路 10.田代宙士11.濱里周作 12.小野晃征 13.タファイ・イオアサ 14.藤原 旭 15.古賀龍二 16.加古川雅嗣 17.永谷一樹 18.濱里祐介 19.西浦啓三 20.濱里耕平 21.シリバ・アヒオ 22.カーン・ヘスケス

 

(試合経過)
 NECのキックオフで試合は始まった。先制したのはNEC。3分にトライを決められ、先制されると(0‐7)、6分にもトライを決められ、差を広げられた(0‐12)。得点が欲しいブルースは10分、田代が約40mのPGを決め、差を縮めた(3‐12)。しかし14分、NECにトライを決められ、ふたたび差を広げられた(3‐19)。差を縮めたいブルースは23分、自陣22m付近から、小野がキックしたボールを自らキャッチし大きくゲインすると、イオアサ→永下とパスを繋ぎ、そのまま永下がインゴールに走りこみ、トライを決めた(8‐19)。その後、29分にNECにトライを許し、8‐26で前半を終了。後半、得点したのはNEC。6分にトライを決められると(8‐33)、18分にもトライをとられ、差を広げられた(8‐40)。トライが欲しいブルースは、再三、アタックを仕掛けるが得点には至らなかった。その後、31分にNECにトライを決められ、差を広げられた(8‐47)。その後もブルースはアタックを仕掛けるが、得点には至らず、8‐47で試合は終了した。

 
チーム広報コラム(118)
「されど1ミリ」

 

 トップリーグの最終節で完敗したあとの記者会見。ブルースの藤井雄一郎監督は、今季、その成長を評価され、勝ち点も32と、昨季から1ポイント伸ばしながらも、順位が8位で終わったことに関し、地元記者に質問されて、「(トップリーグの厳しい戦いに)ついていくのがやっとというのが正直なところ。一つ間違えれば、降格や入替戦の可能性もありました。他方、5位を狙えるところまで来ていたのも事実」と、いつもどおり、誠実に答えました。たしかに、勝負とは、なにかの要因が1ミリ違っただけで、結果が大きく変わってしまうもの。誤解を恐れず言えば、その意味では、8位も5位も、紙一重。そうであれば、勝負である以上、出た結果を潔く受け入れていくしかないでしょう。今季のブルースの活躍を心底誇りながらも、どなたかに、「足らなかった」と言われれば、潔く、頭を下げていくしかないような気がします。
 長く生きてくると、1ミリの違いで変わってしまうものというのは、勝負に限ったことではないと、つくづく思ってしまいます。他スポーツの某チームのベテラン監督である恩師に私が教えていただいたのも、そんな1ミリの大切さでした。ホンの少しだけ気遣いが足りなかったことで、長い間、話さえもしていただけなかったとき、忘れもしない、その翌年の元旦に、外国から電話がかかって、留守電に残っていた「今年は私の勝負の年。私も頑張るから、あなたも精一杯頑張りなさい」というメッセージを聞いて、嬉しくて泣いたのを今でもよく覚えています。それは、私にとって、1ミリの気遣いができなかった責任の重さと、自分自身の思いを、目の前にいる人に、きちんと言葉にして伝えることの大切さを教えていただいた、とても貴重な経験となりました。そして、そんな毎日毎日の1ミリずつの積み重ねで、私たちの運命は決まってゆくのだと……。どんな1ミリを積み重ねていくかは、私たち次第。日々、なにかを選び取っていかなければならないのでしょう。
 昨季から増えたのは、勝ち点1。たかが勝ち点1。されど勝ち点1。その勝ち点1を増やすために、どれだけ厳しい練習が、どれほど積み重ねられてきたことか。それは、きっと、他チームの選手たちには想像さえできないものだろうと、私は胸をはって言うことができます。そして、昨季より一歩先に進むために、ワイルドカードの初戦にはどうしても勝たなければなりません。それは、今季、ブルースの使命。そこを譲るわけにはいきません。
 この原稿を書いていたら、今日の試合で100キャップを獲得した西端要選手から、依頼していたコメントが届いて、思わず泣いてしまいました。読んでみてください。この気持がチームを一つにしている限り、ブルースはまだまだ前に進めます。トップリーグ、最終節まで、ご声援ありがとうございました。今日も本当に寒いなか、ご来場、ご声援いただき、心から感謝です。心から感謝です、というような、アリガチな言葉ではとても表せないほど、ブルースは、地元ファンの皆さんの声援に支えられています。本当にありがとうございます。ワイルドカードの初戦、ブルースは、1月16日正午から、レベルファイブスタジアムで近鉄と戦います。引き続きのご声援、よろしくお願いいたします。

藤井雄一郎監督コメント
「点数、内容ともに、見ていただいたとおりの結果でした。選手は頑張ったので、私の責任です。試合前はペナルティをしないように指示しました。ボールをなかなか継続できなかった。なんとかエリアをとっていこうとしたのですが、天候の悪さもあって、相手の力に屈しました。今季は僅差で負けた試合が何度かありました。経験の少ない若い選手たちは、負けることで学んできたと思います。今日は入りから悪かった。意思統一ができていませんでした。今日の悔しさが次の試合に繋がると思います。ワイルドカードの近鉄戦、丁寧に戦っていきます」

菅藤 友キャプテンコメント
「今日は最悪の試合でした。相手の思いどおりの試合になって、修正ができなかった。ブレイクダウンで相手の強さが思った以上でした。なかなか、自分たちのリズムにならなかった。次の試合は、しっかり挑戦したいです。日々の練習から、と思っています」

西端 要選手コメント(今日の試合で100キャップ獲得)
「まさか自分がこんなに長くラグビーを続けられるとは思っていませんでしたし、100キャップを狙っていたわけやないので、達成感とかは全然ないんですけど、サニックスの顔の松園さん、龍二の次ってことは嬉しいです。それをチームのみんなが祝ってくれたときは、正直泣くかと思いました。10年間健康にラグビーできる環境をつくってくれた嫁と、チームのみんなと、僕をサニックスに連れて来てくれた大庭照にお礼を言いたいです。一つ欲を言えば勝ちたかったです……」

 
ブルースチーム広報
野口眞弓